新NISAとiDeCoはどちらを優先すべきか

iDeCoを始めた理由は、節税でした。

年末調整で少しでも多く還付を受けたくて、掛金の所得控除というメリットに惹かれて始めました。当時は「節税しながら老後資産も作れる、一石二鳥だ」と思っていました。

でも今は、拠出額を意図的に抑えています。

この記事では、iDeCoを始めた理由・保育料でいったん拠出を下げた経緯・「NISAを先に」という結論に至った考え方を順番に紹介します。

目次

NISAとiDeCoの一番大きな違い

機能の違いはいくつかありますが、資産を持つ側として一番大きい違いは引き出せるタイミングです。

  • NISAはいつでも引き出せる
  • iDeCoは原則60歳まで引き出せない

この一点が、優先順位を決める上で最も重要だと思っています。

NISAは長期投資が前提です。ただ、iDeCoと異なり制度上の引き出し制限がありません。
万が一のとき、長期運用のつもりで積み立てた資産でも選択肢として使える状態にある、という点が大きな違いです。対してiDeCoは60歳になるまで原則引き出せません。

iDeCoを始めた理由:年末調整の還付を増やしたかった

iDeCoの掛金は全額が所得控除になります。毎月1万円拠出すれば、年間12万円が所得から引かれ、税率に応じて数千円〜2万円程度が還付されます。

これを知って、「保険料でもなく、貯金でもなく、節税しながら資産が増える」と感じて始めました。節税メリットが大きければ大きいほど、iDeCoの優先度は上がります。

保育園入園でiDeCoを月5,000円まで下げた

2024年に新NISAが始まってからは、NISAのつみたて投資枠を月10万円でフル拠出しながら、iDeCoも並行して増やしていました。保育園入園前の2025年3月時点でiDeCoの拠出額は月2.3万円でした。

娘が2025年4月に保育園に入り、保育料が家計を圧迫し始めました。そこでNISAの月10万円は維持したまま、iDeCoを最低拠出額の月5,000円まで下げました。

iDeCoを削ってNISAを維持する判断をしたのは、「引き出せない資産より、引き出せる資産を優先する」という考え方からです。子育て中は想定外の出費が増えます。制度上の引き出し制限がないNISAを守ることにしました。

今の設計:NISAのつみたて投資枠を上限まで→余裕があればiDeCo

方針はシンプルです。

NISAのつみたて投資枠を毎月10万円(年間120万円)埋めることを最優先にする。その上で家計に余裕があればiDeCoに回す。

2025年10月に保育料が下がり家計に余裕ができたため、2026年4月からiDeCoを月10,000円に戻しました。月の余裕ができた分をiDeCoに回す形です。

投資に回す割合の考え方はこちらも参考にしてください。

NISAを優先する理由:60歳前に目標を達成したいから

iDeCoを下げてNISAを優先するもう一つの理由は、資産の使い方の自由度です。

仮に60歳より前に、投資目標の金額が貯まったとします。NISAならそこから取り崩して生活に使えます。でもiDeCoは、60歳になるまで引き出せません。

投資は早くゴールできることも想定した上で設計するべきだと考えているため、縛りのないNISAを優先しています。

iDeCoの出口戦略はまだ柔軟に

iDeCoの受け取り方には「一時金」と「年金」があります。

会社に退職金制度がないため、今は一時金での受け取りを想定しています。ただ、制度が変わる可能性があるため、出口戦略は状況に合わせて柔軟に見直すつもりです。

「今決めた通りにやらなければいけない」と縛られず、そのときの制度と状況に合わせて動くことが大事だと思っています。

まとめ

  • NISAとiDeCoの最大の違いは「60歳まで引き出せるかどうか」
  • iDeCoには所得控除の節税メリットがある
  • 子育て中の家計が苦しいときはiDeCoを最低拠出額まで下げてもいい
  • 我が家の結論は「NISAのつみたて投資枠を上限まで→余裕があればiDeCo」
  • 出口戦略は制度変化に合わせて柔軟に見直す

どちらが「正解」かは家計の状況と優先度によって変わります。ただ、子育て中で先の見通しがつきにくい時期は、引き出せる資産(NISA)を先に確保しておく方が安心できます。

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この記事を書いた人

2歳の娘と妻の3人家族。学資保険よりNISA、保険は掛け捨てのみ。2020年からお金の勉強を続けFP3級・簿記3級を取得。実体験をもとに発信しています。

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