あなたNISAはいつでも引き出せる
これは半分正しくて、半分は注意が必要な表現だと思っています。制度上は確かにいつでも引き出せます。ただ、暴落中に引き出すとその損失を確定させることになる。
だから「いつでも引き出せる設計だけど、いつでも引き出すのがベストとは限らない」が実態です。
教育費のためにNISAを積み立てているなら、「どう取り崩すか」も最初から考えておくべきでしょう。
この記事では、取り崩し方について僕が今どう考えているかを書きます。
我が家の教育費の準備方法
現在の準備はシンプルに2本立てです。
- NISA(月10万円の積立)
- 児童手当(全額現金で保管)
NISAは老後資金も含めた金融資産全体として管理しています。「教育費用に月◯万円」という逆算はしていません。積み立て続けて、必要になったときに必要な分だけ引き出す、という考え方です。
児童手当は全額現金で保管しています。理由は後述します。
教育費として取り崩すのはいつか
娘が生まれたばかりの頃は「高校から使うかも」と思っていましたが、2026年4月から高校授業料が所得制限なく無償化されたため(令和8年4月1日施行)、現時点では大学入学時から使う想定に変わりました。
娘は2024年2月生まれなので、大学入学は2042年ごろの予定です。それまで約15〜16年間、NISAを積み立て続けることができます。
取り崩し方のイメージ:都度引き出し+4%ルール
まとめて全額引き出すつもりはありません。必要なタイミングで必要な分だけ、都度引き出す想定です。
目標にしているのは「4%ルール」に近い感覚です。
4%ルールとは、保有資産の4%以内の金額を毎年取り崩していけば、資産が長期的に減らないという考え方です(米国株式の長期リターンをベースにした考え方で、元は老後資金の取り崩しに使われる考え方です)。
教育費に当てはめると、「その年に引き出す教育費がNISA残高の4%以内に収まるなら、資産全体への影響は小さい」という目安になります。
例えばNISA残高が2,000万円あるときに80万円(4%)を引き出す、というイメージです。
暴落中に教育費が必要になったら
これが一番悩ましいシナリオです。
答えは「まず児童手当から使う」です。
生まれてから大学入学まで積み上げた児童手当は、計算上193万円ほどになります(詳しくはこちらの記事)。これは現金のまま保管しているので、相場に関係なくすぐ使えます。


NISAが暴落中でも、児童手当があれば「回復するまで待てる」という状態を作れます。これが児童手当を現金で持っておく理由です。
それでも足りない場合は、NISAを一部取り崩す可能性はあります。ただその判断は、暴落の深さや期間、他の現金資産の状況を見てから考えます。
基本の優先順位
まとめると、こういう順序で考えています。
- 暴落していなければ → NISAから都度引き出す
- 暴落中なら → 児童手当(現金)から先に使う
- 現金も枯渇しそうなら → NISAを一部取り崩す(損失確定を受け入れる)
「暴落してもNISAを引き出したくない」という前提で逆算すると、現金バッファをいくら持つかが重要になります。
児童手当だけでは心もとない場合の備え方
児童手当の現金(約193万円)で大学費用の全額をまかなうのは難しいです。あくまで「暴落中に待てるバッファ」として機能させるものです。
そのため、相場が暴落していない時期に、4%ルールに沿ってNISAを少しずつ現金化しておく可能性もあります。大学入学までに必要な初期費用分を現金で手元に置いておけば、入学直前に急いで売る必要がなくなります。
この判断は娘が高校生になるタイミングの相場を見て決めます。今は「こういう選択肢もある」程度に考えています。
「いつでも引き出せる」の正確な意味
制度上、NISAはいつでも引き出せます。解約すれば翌営業日には現金化できます。
ただ、長期投資の前提で積み立てているなら「暴落中には引き出したくない」という気持ちが生まれます。「引き出せる」と「引き出すのがベスト」は別の話です。
だからこそ、現金バッファ(児童手当や生活防衛資金)をNISAとは別に持っておくことで、「NISA以外で凌げる選択肢」を残しておくことが大事だと考えています。
まとめ
我が家のNISA取り崩し方針を整理すると、
- 取り崩し開始:大学入学時(2042年ごろ)の予定
- 方法:必要な分だけ都度引き出す(4%ルールを目安に)
- 暴落対策:児童手当を現金で持ち、NISAを引き出さずに済む状態を作る
- 最終手段:どうしても必要なら一部取り崩す
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