子育て世帯の生活防衛資金はいくら?

投資を始める前に、まず確保しておくべきものがあります。それが生活防衛資金です。

「NISAをやりたいけど、先に現金をいくら残しておくべきか」と迷っている方は多いはず。僕自身、2020年に強烈な体験をして、生活防衛資金の重要性を痛感しました。

この記事では、子育て世帯が生活防衛資金をいくら準備すべきか、我が家の考え方と実体験をもとに解説します。

目次

結論:子育て世帯は生活費の6ヶ月分が目安

一般的に生活防衛資金の目安は「生活費の3〜6ヶ月分」とされていますが、子育て世帯は6ヶ月分を目安にするのがおすすめです。

なぜ多めに必要なのか、後ほど詳しく説明します。

生活防衛資金とは?貯金・投資との違い

生活防衛資金とは、失業・病気・災害など、収入が突然なくなったり減ったりしたときに生活を維持するための「非常用の現金」です。

種類目的特徴
生活防衛資金緊急時の生活維持すぐ引き出せる口座に置く
普通の貯金旅行・家電など目的がある出費同上
NISA・投資長期的な資産形成長期保有が前提・暴落リスクあり

「NISAはいつでも引き出せるから生活防衛資金の代わりになる」という考えは危険です。この点は後で詳しく説明します。

子育て世帯に特有のリスク

独身や夫婦のみの世帯と比べて、子育て世帯には特有のリスクがあります。

子供の急な病気・入院

子供は体調を崩しやすく、特に保育園に入ったばかりの時期は感染症をもらいやすいです。

我が家の娘も1歳のとき1週間の検査入院を経験しました。市の補助のおかげで費用負担はありませんでしたが、急な入院は仕事の調整や付き添いなど、予定外の影響が出ることがあります。費用面以外でも、生活の余裕がないと対応が難しくなります。

育休・時短による収入減

育休中は収入が大きく下がります。時短勤務に変えた場合も、収入は下がります。

この期間の生活費を安心してカバーするためにも、生活防衛資金は重要です。

保育料など固定費の変動

保育料は世帯収入によって変わるため、転職・昇給・育休復帰などのタイミングで見直しが発生します。急に支出が変動することを想定して、ある程度の余裕を持っておくことが大切です。

【体験談】コロナの自宅待機で「もし続いていたら」と思ったこと

僕が生活防衛資金の重要性を痛感したのは、2020年4月のことでした。

コロナ禍が始まり、会社から突然「自宅待機」の連絡が来ました。自宅待機期間の給与は7割に削られると言われ、「これがいつまで続くかわからない」という状況に・・・。

結果的には3日で済んだんですが、その3日間、ずっと「もしこれが1ヶ月・2ヶ月続いたら、生活費はどうするんだ」という不安でいっぱいでした。

その体験から「お金の勉強を本気でしよう」と決意して、生活防衛資金・保険・NISAについて本格的に学び始めました。今のお金との向き合い方の原点は、あの3日間にあります。

「備えあれば憂いなし」とはよく言いますが、実際にゾッとする体験をして初めて実感できました。

目安額の計算方法(月の生活費×6ヶ月)

生活防衛資金の計算方法はシンプルです。

生活防衛資金の目安 = 月の生活費 × 6ヶ月

例えば、月の生活費が30万円なら目安は180万円になります。

子育て世帯が「6ヶ月分」を目安にする理由:

  • 子供の急な病気・入院で想定外の対応が必要になる
  • 育休・時短など収入が変動しやすい時期がある
  • 保育料などの固定費が変わりやすい

共働きで収入が比較的安定している場合は、3ヶ月分から始めて徐々に積み上げるのも現実的です。まずは3ヶ月分を目標に貯め、そこからNISAを始めつつ残りの3ヶ月分を貯めていく方法もあります。

「NISAで代用できる」が危険な理由

「NISAはいつでも引き出せるから、生活防衛資金の代わりになるのでは?」という考えは、一見合理的に見えます。でも、大きな落とし穴があります。

暴落時に引き出したくない問題

NISAを緊急時に引き出す必要が生じたとき、ちょうど相場が暴落していたらどうなるでしょう。損が確定した状態でお金を引き出さなければなりません。

NISAは長期投資が前提で、暴落時こそ「売らずに待つ」ことが重要です。生活費に困って売らざるを得ない状況は、絶対に避けたい。

僕がNISAを学んだとき、同時に「暴落時は売らない」というマインドセットも身につけました。そのためには、NISAとは別に生活防衛資金を持っておくことが前提になります。

児童手当を現金で持つ理由と同じ考え方

我が家では児童手当もNISAに回さず、現金で保管しています。理由は生活防衛資金と同じです。

「教育費が必要なタイミングで暴落していても、NISAを引き出さずに待てる選択肢を持つため」。

生活防衛資金も児童手当の現金保管も、どちらも「NISAを本来の目的である長期投資に専念させるための仕組み」です。

→ 教育費の準備方法についてはこちら(準備中)

預け先は高金利口座がおすすめ

生活防衛資金は「すぐ引き出せること」が最優先なので、普通預金口座に置くのが基本です。

ただし、金利の良い口座を選ぶと、置いておくだけで少しずつ増えます。僕はあおぞら銀行のBANK支店を使っています。普通預金でも比較的高い金利がついているため、ただ置いておくよりお得です。

定期預金は引き出しに時間や手続きが必要な場合があるため、緊急時のことを考えると普通預金の高金利口座がベストだと思っています。

まとめ:守りを固めてから投資を始めよう

  • 子育て世帯の生活防衛資金の目安は生活費の6ヶ月分
  • NISAの代用にはならない:暴落時に引き出したくない問題がある
  • まず生活防衛資金を確保してから、残りをNISAへ
  • 預け先は普通預金の高金利口座(すぐ引き出せる)がベスト

「NISAをもっと増やしたい」という気持ちはよくわかります。でも守りが足りないと、いざというときにNISAを手放さざるを得なくなります。まずは生活防衛資金を固めてから、投資を始めましょう。

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この記事を書いた人

2歳の娘と妻の3人家族。学資保険よりNISA、保険は掛け捨てのみ。2020年からお金の勉強を続け、実体験をもとに発信しています。

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