学資保険に入らない家庭の割合と実態

「学資保険って入るのが当たり前じゃないの?」

そう思っている方、少し待ってください。実は今、学資保険に入っていない家庭の方が多数派になっています。

ソニー生命が2024年に実施した調査では、子を持つ親の学資保険への加入率は43.7%でした。つまり約6割の家庭が学資保険に入っていない、という状況です。

この記事では「なぜ未加入の家庭が増えているのか」と「未加入の場合に教育費をどう準備しているか」を、僕自身の体験談を交えて解説します。

目次

学資保険の加入率は43.7%

ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2024」によると、学資保険への加入率は43.7%(2024年時点)です。

数年前は「子供が生まれたら学資保険」というのが定番でしたが、NISAの普及とともにその認識が変わりつつあります。

未加入の主な理由として考えられるのは次のとおりです。

  • NISAなど他の手段で教育費を準備している
  • 返戻率の低さに魅力を感じない
  • 途中解約で元本割れになるリスクを避けたい
  • そもそも学資保険を知らない・検討していない

「知らなかった」という受動的な未加入と、「比較した上で選ばなかった」という能動的な未加入では意味が異なります。大切なのは、何らかの方法で教育費を準備しているかどうかです。

僕が学資保険に入らなかった理由

妻の妊娠が分かったとき、教育費の準備方法をいくつか調べました。その選択肢の一つとして学資保険も真剣に検討しました。

調べてみると、学資保険の返戻率は一般的に100〜108%程度。これを年利に換算すると約0.4%です。同じ金額・同じ期間でNISAで運用した場合と比べると、差が大きくなります。

月2万5,000円を18年間積み立てた場合の試算です。

方法18年後の目安
学資保険(返戻率108%)約583万円
NISA・年利3%想定約563万円
NISA・年利5%想定約687万円

※NISAの試算はあくまで参考です。運用成績は市場環境によって変動し、元本保証はありません。

妻とも話し合い、「すでにNISAで積み立ての仕組みがある」「長期で積み立てられる」という条件が揃っていたため、学資保険ではなくNISAを選びました。

判断プロセスの詳細はこちらの記事にまとめています。

未加入の場合、教育費はどう準備するか

学資保険に入らない場合、何らかの形で教育費を準備しておく必要があります。主な方法は次のとおりです。

NISAで積み立てる

長期・積立・分散という投資の基本を活かせる方法です。月10万円が積立投資枠の上限。18年間続けることで、教育費をカバーできる可能性があります。

児童手当を現金で保管する

我が家では、児童手当は全額現金で保管しています。NISAに回さない理由は「教育費が必要なタイミングで暴落していても、NISAを引き出さずに待てるようにするため」です。現金を持っておくことで、暴落時でも慌てずに済む心理的な余裕ができます。

定期預金・高金利口座で積み立てる

投資リスクを取りたくない方は、定期預金や高金利口座に積み立てる方法もあります。元本保証があり安全ですが、インフレへの対応力は低くなります。

「入るか入らないか」よりも「準備しているか」が大事

学資保険に入っていない家庭が6割いる、という事実は「入らなくていい」という意味ではありません。

大切なのは「教育費を何らかの方法で準備しているか」です。

学資保険・NISA・定期預金のどれが「我が家に合っているか」は家庭によって違います。投資に慣れていてNISAで積み立てられる環境がある人にはNISAが合理的です。一方、「元本割れは絶対に避けたい」「強制的に貯める仕組みがないと続かない」という人には、学資保険にも向いている点があります。

どちらが正解かは一概には言えないため、判断に迷う場合はFPへの無料相談を活用するのがおすすめです。

学資保険とNISAの比較はこちら

「結局どっちが自分に合っているか」を詳しく比較した記事はこちらです。

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まとめ

  • 2024年の調査で学資保険の加入率は43.7%(約6割が未加入)
  • 未加入が増えている背景にはNISAの普及がある
  • 我が家も比較検討の上でNISAを選択した(学資保険の返戻率が年利換算0.4%程度のため)
  • 未加入でも「NISA+児童手当の現金保管」などで教育費は準備できる
  • 大切なのは「学資保険か否か」より「何らかの方法で準備しているか」

教育費の準備は早く始めるほど選択肢が増えます。まだ何も始めていない方は、まずNISA口座の開設から検討してみてください。

※データ出典:ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2024」

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この記事を書いた人

2歳の娘と妻の3人家族。学資保険よりNISA、保険は掛け捨てのみ。2020年からお金の勉強を続け、実体験をもとに発信しています。

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