学資保険やめた理由【パパの実録】

妻の妊娠が分かったとき、最初に考えたのは「この子が大学を卒業するまでのお金をどう準備するか」でした。

当時すでに積立NISAとiDeCoをやっていて、翌年から新NISAが始まるタイミングでもあったので、資産運用全体の戦略を見直していました。その中の選択肢の一つとして、学資保険も真剣に検討しました。

結論から言うと、学資保険には入りませんでした

「投資よりも有利なら入ろう」と思って調べ始めたら、NISAと比較したときに合理的な選択ではないと判断したからです。

その理由と判断プロセスを、体験談ベースで書きます。

目次

学資保険の仕組みをあらためて整理した

まず学資保険の特徴をFP3級の知識も使いながら整理しました。

学資保険とは、毎月一定額の保険料を払い込み、子供が大学進学などのタイミングで満期保険金を受け取れる貯蓄型の保険です。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 返戻率は100〜108%程度(払った金額より少し多く戻ってくる)
  • 契約者(親)に万が一のことがあった場合、以後の払込が免除になる
  • 途中解約すると元本割れになる可能性がある
  • 満期まで基本的に引き出せない

一見すると安心感がある商品です。でも数字で見ると、気になる点がありました。

返戻率108%を年利に換算すると

返戻率108%というのは、「100万円払い込んで108万円戻ってくる」という意味です。

たとえば月2万5,000円を18年間積み立てた場合、払込総額は540万円で、戻ってくるのが約583万円(返戻率108%の場合)になります。

これを年利に換算すると、約0.4%程度です。

同じ月2万5,000円を18年間、NISAで運用した場合の試算を見てみます。

年利3%想定:約563万円
年利5%想定:約687万円
※あくまで試算です。NISAの運用成績は市場環境によって変動します。元本保証はありません。

年利5%で運用できた場合、学資保険との差は約100万円以上になります。

「これは無視できない差だな」と思いました。

「確実性」か「伸びしろ」か、妻と話し合った

数字を見てNISAの方が有利だとは思いましたが、僕だけで決める話でもないので妻と話し合いました。

パパ

学資保険とNISA、どっちで教育費を準備するか話し合いたい

ママ

学資保険って安心じゃないの?

パパ

返戻率で見ると、18年NISAで積み立てた方が多く増える可能性が高い。ただ元本保証はない。だからNISAで積み立てながら、暴落に備えて現金でも貯金を並行して持っておこうと思ってる

ママ

学資保険は?

パパ

解約すると元本割れのリスクがある割に、返戻率が低い。今のNISAの実績を見てると、そっちの方が合理的だと思う

ママ

わかった

割とあっさり結論が出ました(笑)

妻も当時すでにNISAで運用の実績を見ていたので、説明が通りやすかったのだと思います。

「確実性を取るか、伸びしろを取るか」という選択で、我が家は伸びしろを選んだということです。

学資保険をやめた3つの理由

改めて整理すると、入らないと決めた理由は3つです。

理由1:返戻率の低さとインフレリスク

年利0.4%程度は、18年という長期投資の観点からは非効率だと判断しました。同じ期間・同じ金額をNISAで運用した場合と比べると、差は大きくなります。

また、インフレリスクも気になりました。18年後に200万円受け取れる設計でも、物価が上がり続ければ実質的な価値は目減りします。学資保険は受取金額が契約時に固定されるため、インフレへの対応力が低いという側面があります。NISAは市場連動のため、長期で見るとインフレに対応しやすい性質があります。

理由2:途中解約のリスク

子育て中は予期せぬ出費が発生しやすいです。
保育料・医療費・習い事・急な買い替えなど、生まれてみないと分からない出費があちこちから出てきます。

学資保険は途中解約すると元本割れになる可能性があります。NISAであればいつでも売却・引き出しが可能です。固定費として保険料を払い続ける義務が生じない分、家計の柔軟性を保てると判断しました。
※急に引き出す場合は市場タイミングの問題はありますが、ロックアップされているわけではありません。

理由3:「10年以上使わないお金」はNISAが合理的

子供が生まれた時点から18年間使わないお金として積み立てる前提であれば、短期の市場変動に対して耐性があると判断しました。FP3級の勉強で「長期・積立・分散」の有効性を学んでいたことも、判断の根拠になりました。

学資保険が向いている人もいる

公平に書いておきます。学資保険が向いているのはこういうケースです。

  • 投資・資産運用に心理的抵抗がある
  • 元本割れが絶対に許容できない
  • 積み立ての継続に自信がない(学資保険は強制積立の性質があるので続けやすい)
  • NISAなどの仕組みをまだ持っていない

「満期に確実に受け取れる安心感」に価値を感じる人には、学資保険は悪い選択ではありません。ただ我が家は妊娠前から積立NISAをやっていて「長期で積み立て続ける」という仕組みがすでにあったので、学資保険を選ぶ理由がありませんでした。

実際にNISAを選んでどうなっているか

なーちゃんが生まれてから、毎月NISAへの積み立てを続けています。もともと2022年から楽天証券でクレカ積立をしていて、2023年にSBI証券に移管してから三井住友カードNLでのクレカ積立に切り替えました。

金額の具体的な数字は出しませんが、積み立てを一度も止めていません。

「仕組みを作って続けるだけ」というのは、実際にやってみてもそのとおりで、毎月特に何かを考えることなく積み立てが続いています。

三井住友カードNLでクレカ積立にしているので、VポイントがたまりながらNISA積立も進む、というダブルの仕組みになっています。

学資保険かNISAか迷っている人へ

どちらが正解かは、家庭の状況によって違います。

僕が判断できたのは、FP3級の知識と「数字で比較する習慣」があったからだと思います。でもFP3級を持っていなくても、プロのFPに無料で相談できるサービスがあります。

中立的な立場からアドバイスをもらえるので、「自分の場合はどっちが合っているか」を判断する参考になります。保険の見直しもまとめて相談できます。

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まとめ

学資保険に入らなかった理由をまとめます。

  • 返戻率108%を年利換算すると約0.4%で、NISAの長期運用と比べると差が大きい
  • 途中解約のリスクがある(子育て中の急な出費に対応しにくい)
  • 18年という長期であれば、投資リスクは相対的に小さくなると判断した
  • NISAで積み立てながら現金貯金も並行する、という我が家の方針に合っていた

もちろんNISAは元本保証がなく、学資保険の「満期に確実に受け取れる安心感」は別物です。どちらが向いているかは、価値観と状況によります。

我が家はそれでも「伸びしろ」を選びました。

教育費の準備をどうするか迷っている人の、参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

2歳の娘と妻の3人家族。学資保険よりNISA、保険は掛け捨てのみ。2020年からお金の勉強を続け、実体験をもとに発信しています。

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